グミ
すきなバンドの話。
北海道は札幌市で主に活動していたグミというバンドについて。
残念なことに今年の春ごろに解散してしまったのだけれど。
ユーテロに帰る
グミを知ったきっかけを書こうとすると、
実に2013年まで遡るわけでありまして。
当時、SHOOL OF LOOK!というラジオ番組において、閃光ライオットという10代限定音楽フェスティバルが開催されている真っ只中で。
日比谷野外音楽堂で行われるファイナル審査への出演をかけた三次審査出演バンドの音源が番組内で続々とオンエア、公式サイトで視聴可能、といった感じでした。
全部で40組くらいいたんかな、そのなかで一番気になったのが札幌会場に出演していたユーテロに帰る というバンドの白い息という曲。
で、このバンドこそ
グミの前川さん(Gt&Vo)がグミを結成する以前に組んでいた、
いわば”グミ前身バンド”。
まあ、話の流れ的にそーなるわな。
ともかく、ユーテロに帰るの白い息という曲をひどく気に入った当時のぼんび少年は、iPhone 4Sの画面が凹むほどに公式サイトの視聴ボタンを連打し、ツイッターで三曲入り音源を通販してもらえることがわかるとDMを送るためにアカウントをこしらえ、youtubeのチャンネル登録を行い動画という動画に👍をまきちらしたりなどしたわけであります。
そんなもんで、パピーの運転する車の中で解散すると知った時はひどく落胆したのを今でもよく覚えています。
グミ
で、そんなユーテロに帰るのフロントマン前川さんが新たにグミというバンドを結成したらしいと。
あぁ^~おいしそうな名前なんじゃあ^~なんて見過ごすわけにもいかず、音源をチェック、案の定すきになってしまったわけであるが。
今となってはネット上どこにも音源が公開されておらず(非常に残念!)、うまく説明出来ないのだが、
シューゲイザーちっくでどこか札幌の冬を匂わせる幻想的なギターサウンドとそれに乗っかる高く澄んだ声が特徴のギターロックから、透き通った高音はそのままによりキャッチ―なメロディーに加え、峯田的青春パンクっぽさがみられるサウンドに。 ユーテロに帰るの歌詞からも漂っていた”ダメ男”感をより前面に、だが、より前向きに(馬鹿らしく)バンド全体で体現しているように感じる。
どちらのバンドにせよ
前川さんの高く澄んだ歌声、”ダメ男”臭プンプンの歌詞、キャッチ―なメロディーなところなんかがすきですね。
素晴らしい世界という曲なんかはユーテロに帰る時代からライブで演奏されていて、
アレンジの変化からバンドの音楽性とか空気感の変化みたいなものが感じとれておもしろいです。
自分はユーテロに帰る時代のライブで「怖い夢はきっと明日になれば消えるから、大丈夫 ぼくもきみもあいつも」で一瞬ブレイクするところがお気に入り。あとドラマー的にもフレーズがユーテロ時代のほうがすきです、アウトロでカップを裏で刻むとことかサビ前とか。
本当はこの曲のここがすき!とか
具体的にたくさん書きたいのですが、
きりがないので好きな部分というか歌詞というか
少しだけ。
チープちゃん「平凡極まりない いわゆる”日本のエキストラ” ってな感じで終わる半世紀ちょい に付き合ってはくれないですか?」
blue!!「青春パンク聴くことによって保たれる感性」
どんとれっとみーだうん「昔告った女の子が遂に彼氏作ったらしい 時の流れどんとれっとみーだうん 別になにも期待してないけどね」
andyと銀杏「楽しくないものなんかに 君が負けませんように」
夏子「生まれてきてよかった僕は 今年で21回目の夏到来だ」
素晴らしい世界「ずっと夢見ていたら ロックンロールに愛想を 尽かされてしまったからかな」
全然少しじゃねえ!
これでも絞ったんだけどなあ、、、
グミ、
惜しくも解散してしまいましたが
とてもすきなバンドです。
じゃあの。
前川さんもう一回バンド組んでくれませんかねえ、、、?