リボルバー/ハヌマーン

 

このバンドに触れていいものか。

 

 

ぼんびです。

 

いや、もちろんダメってことはない。だれがなにをもってダメとするのか。

ただ、もう触れていいものか。なんか心構えがまだできていないのではないか、もっと万全の状態ではないが、来たる日まで寝かせておいた方が、、、なんてことが頭をよぎる。

 

まあ、触れるんですけどね()

 

 

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ハヌマーン

 

わたしが最も影響を受けたといっても過言ではないバンド。

 

メンバーは写真右から、山田亮一(Gt&Vo)、えりっさ(Ba)、ピクミン(Dr)の3人。

ナンバーガール直系のオルタナティブロックサウンドが特徴。

 

今日はこのハヌマーンというバンドから1曲紹介しようと思う。

冒頭でも少し触れたが、こう、どこか身が引き締まるような、そんな思いである。

 

 

 

 

リボルバーという曲。

 

目の前の不条理に対して腹を立てたり冷静さを保てなくなっている"だれか"に対して皮肉めに落ち着けよ、と言った後に、もうごたごた言うのはやめていい加減やってやろうぜ、とあくまでポップなメロディーにのせて明るく歌った曲。

 

 「そういちいち怒鳴るなって 誰だって誰かを殺したい」

歌い出しのフレーズである。

最初にこの曲を聴いたとき、初っ端この歌詞に衝撃を受けたのをよく覚えている。

えっこんなこと歌っていいんだ!ていうかよくこんな歌詞出てくるな!?って。

なにか自分の中の"歌詞はこうあるべき"っていう定義みたいなものを壊されたような。

今思えば、山田亮一という男の文才に初めて触れた瞬間だった。

 

「 死んでしまうということはとても恐ろしい。明日を真っ当に生きることの次に恐ろしい。」

この曲にキラーフレーズがあるとすれば、間違いなくここだろう。思わずハッとさせられるのではないか。

 

曲はここからラスサビへ向かって一気に駆け上がっていくように盛り上がる。

 

「さぁ いー加減 夢を撃て 錆び付いて孤独なリボルバー 足の生えた蛇に乗って 何処へだって」

曲の盛り上がりに呼応するかのように全身から何か熱いものが目頭めがけてグーっと体内を上がってくる。

「足の生えた蛇に乗って 何処へだって」は、余計なことばかり(=蛇足)言ってきたのだから、もはや何だって出来てしまう、という開き直りと解釈している。トカゲというのもどこか山田亮一らしいと思ってしまうのはわたしだけだろうか。

 

そして最後のこのフレーズ。

「弾倉には一発 共犯者になってやるよ 俺が ぼーっとしてんなよ 行け リボルバー

ああ、山田亮一がついてるんだ、きっと大丈夫だ。やってみよう。

そんな気持ちにさせてくれる、力強くも優しい言葉だ。

 

わたしはこの曲に何度も奮い立たせられてきた。

そして、きっとこの先もそれは同じだろう。

 

ありがとうハヌマーン

そしてこれからも。

 

じゃあの。